2024.4.29

~マル秘テクニック教えます~

まだ現場に出て間もない看護師とベテランの間で大きく異なるのが、適切な距離感を持って患者と接することができるかどうかです。
自分にとって、最も良い距離感を保てるようになると仕事がはかどるようになるだけでなく、仕事を通して受ける厳しさも軽減することができます。働き始めてから最初に身につけようと考えるのは、個々のスキルという人が多いようですが、よく学ばなければならないのは距離感と考えておくほうがいいでしょう。
医療に貢献していきたいと考えたら、距離をできるだけ近づけるのが適しています。患者にとって身近に感じてもらえるほど、信頼されて様々な話をしてくれたり、症状などを包み隠さずに見せてくれたりするようになるからです。それを元にして看護を行い、必要な情報は医師などに的確に伝えるというのが、看護師にとって重要な役割になります。
しかし、あまりに距離が近づきすぎると、自分が苦労することになってしまうので注意しなければいけません。距離感が近すぎると、感情移入を起こしてしまいやすくなるからです。医療現場では様々なトラブルが起こるので、些細なトラブルだけでもダメージを受けやすくなります。患者が亡くなってしまうというような状況で落ち込んで立ち直れなくなってしまうのは、感情移入が問題になっているからです。急逝のような急な事態への対応に応じにくくなるだけでなく、普段の看護にも優劣ができてしまって問題が生じてしまうリスクもあります。感情が入らないように、少し離れた位置に立つ心がけも必要なのです。

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